高校生の歯列矯正はいくらかかる?費用・方法・始めるタイミングをわかりやすく解説

高校生になってから「歯並びが気になる」「今から矯正って遅い?」と思う人は少なくありません。
実は、成長期の終わりかけである高校生こそ、矯正治療のタイミングとして適している場合もあるのです。
この記事では、高校生が歯列矯正を始める際に気になる「費用はいくらかかるのか」「どの矯正方法が合っているか」「部活や受験に支障は出ないのか」といった疑問に丁寧に答えていきます。
保護者の方にもわかりやすく、高校生のうちに矯正を始めるメリットや注意点をまとめました。

目次
- 高校生で歯列矯正を始めるのは遅い?
- 矯正するなら早いほうがいい理由(成長期は動きやすい)
- 大人と違う中高生の 歯や骨格の特徴とは?
- 実は、高校生は矯正にぴったりな年代
- 高校生の矯正費用!矯正方法別にかかる値段目安を紹介
- ワイヤー矯正(表側・裏側・ハーフリンガル)
- マウスピース矯正(インビザライン・Oh my teethなど)
- 高校生の矯正は保険適用や医療費控除はどうなる?
- 高校生が保険適用になるケースとは?
- 医療費控除を受ける条件と申請方法
- 高校生のうちに歯の矯正をするメリット3選
- 短期間で矯正が完了しやすい
- 虫歯や歯周病の予防になる
- 将来の医療費やコンプレックス解消にもつながる
- 高校生の矯正!Oh my teethの実際の症例写真を紹介
- 高校生の症例1:17歳女性
- 高校生の症例2:19歳男性
- 高校生の歯列矯正に関するよくある質問(FAQ)
- 高校在学中に矯正をした場合、学校や部活に支障はある?
- 矯正中の通院頻度は?痛みはある?どんな器具?
- 支払い方法やローン制度はある?
- 高校生からの矯正は遅くない。今がベストなタイミング!

※平均3ヶ月とは、2020年1月から2023年7月のBasicプランの実測値です(保定期間は除く)。歯科医師・歯科衛生士をはじめとした専属医療チームが、矯正完了までしっかりサポートします。
高校生は矯正を始めるのに適した時期といえます。
永久歯が生えそろい、骨格の成長もほぼ完了しているこの時期は、治療計画が立てやすく、装置の適応もしやすい特徴があります。
高校生からの矯正治療は、決して遅くなく、むしろ多くのクリニックでも推奨されています。
矯正するなら早いほうがいい理由(成長期は動きやすい)
矯正は早ければ早いほど歯が動きやすく、治療期間も短く済みやすい傾向があります。
高校生はまだ成長期の終盤にあたるため、顎の骨や歯を動かす力に対する反応が良く、矯正効果が出やすい時期です。
また、成長とともに歯並びや噛み合わせが悪化するケースもあるため、早めの対処が将来的な治療リスクを防ぐことにもつながります。
ただし、骨の成長具合によっては、治療方針に制約が出ることもあります。矯正を検討しているなら早めに歯科医へ相談し、成長状態を正確に把握することが重要です。
大人と違う中高生の歯や骨格の特徴とは?
高校生の歯や骨格は、まだわずかに成長が残っており柔軟性が あります。そのため、成人と比べると歯が動きやすく、治療計画の自由度も高い点が特徴です。
例えば、骨が硬くなりきっていないことで、歯列全体を動かすようなケースでも対応しやすいのです。
この成長段階に合わせた治療ができるのは高校生ならではの強みといえるでしょう。
実は、高校生は矯正にぴったりな年代
見た目や自己意識が強くなる思春期は、矯正治療を始める大きなチャンスです。
高校生は、自分自身で歯並びの重要性や治療の目的を理解し、
また、社会的なイベント(進学・就職・人間関係)が増えるタイミングだからこそ、継続して取り組む意識も自然と高まります。
なお、マウスピース矯正のOh my teethでは、高校生・大学生向けにお得な【学割プラン】をご用意しています。
矯正を始める絶好のタイミングを、費用面からもしっかりサポート。詳しくは以下のボタンからご覧ください。
高校生が矯正治療を行う場合、歯科矯正にかかる値段はどれくらいになるのでしょうか。歯科矯正の値段の相場を表にまとめました。

歯科矯正は基本的に保険適応外の自費治療になります。表の中にある全体矯正・部分矯正とは、歯科矯正で整える歯の範囲で分類されています。
【30秒でわかる】全体矯正と部分矯正の違いとは?
全体矯正は、奥歯を含めた口の中全体の歯並びを整える矯正方法。
部分矯正は、基本的に前歯から3番目の歯(犬歯)までの前歯部分の歯並びを整えることが多い矯正方法で、奥歯の歯並びは触りません。
ここでは、代表的な矯正方法である「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正(インビザラインなど)」を取り上げ、それぞれの費用相場やメリット・デメリットを比較。
自分のライフスタイルや見た目の希望に合わせた選び方ができるよう、違いを整理しておきましょう。
ワイヤー矯正(表側・裏側・ハーフリンガル)

ワイヤー矯正は、歯にボタンのようなブラケットと呼ばれる装置を取り付け、ブラケットを繋げるようにワイヤーを通します。
「矯正」と聞いてイメージする最もメジャーな矯正方法でしょう。
ワイヤー矯正は大きく3種類に分類できます。
表側矯正
裏側矯正
ハーフリンガル矯正
以下で、ワイヤー矯正の種類と値段を紹介します。
表側矯正:30〜130万円
表側矯正は、歯の表側にブラケットとワイヤーを取り付けて歯を移動させる矯正方法です。
最もメジャーな歯の矯正で、歴史が長く多くのクリニックで取り扱っています。
また、表側矯正は歯を移動させる自由度が高いので、さまざまな症例に対応が可能。
費用も歯の矯正の中では、安い矯正法と言えます。
【コラム】 表側矯正でも目立たない矯正装置が人気
表側矯正は、歯の表面に矯正装置を付けるため、目立ってしまうデメリットがあります。
そのため、人目の気になる年頃である高校生に表側矯正は避ける傾向があるかもしれません。
しかし最近では、歯に馴染みやすい素材のブラケットやワイヤーを用いた矯正が普及し、目立たない表側矯正も可能になりました。
ただし、このような装置はセラミック素材などを使用するので金属の装置と比較して費用が割高になります。
裏側矯正:40〜170万円
裏側矯正は、歯の裏側にブラケット・ワイヤーを取りつけて行う矯正方法です。
舌側矯正・リンガル矯正とも呼ばれます。
歯の裏側に装置をつけるので表側矯正より目立たないメリットがあります。
見た目に優れるため、人目が気になる高校生など、矯正をしているのを知られたくない場合におすすめの方法です。
【コラム】 技術力がもとめられる裏側矯正
裏側矯正は、ブラケット装置をオーダーメイドで作成します。
また、裏側に装置をつけるので医師の技術力が必要です。
そのため表側矯正と比較すると、矯正費用・調整料が高額になる傾向があります。
また、表側矯正と比較して歯を移動させる範囲が狭まるので、対応できる歯並びに限りがあったり矯正期間が長くなったりする傾向があります。
ハーフリンガル矯正:35〜150万円
ハーフリンガル矯正は、上あごの歯に裏側矯正・下あごの歯に表側矯正を行う矯正治療です。
上を裏側矯正にすることで目立ちにくい・発音への影響が少ないなどのメリットがあります。
また表側矯正で起こる口元の突出感を軽減することも可能です。
目立ちにくさと値段のバランスを考えた矯正方法でしょう。
【コラム】表と裏のいいとこどりをしたハーフリンガル矯正
上下の両あごを裏側矯正するより値段は抑えられますが、上下表側矯正と比較すると割高になる傾向があります。
人目が気になり目立たない矯正をしたいが、値段も安く抑えたい方におすすめの方法と言えるでしょう。