ホワイトニングシートって何?使い方・効果・注意点を解説
自宅で歯を白くできる「ホワイトニングシート」は、アメリカでは定番のホワイトニンググッズです。最近は日本でもテレビやSNSで紹介され話題を集めています。
しかし、製品ごとに成分が異なるため、間違った使い方をしてしまうと歯や歯茎にダメージを与えてしまう恐れもあります。
そこで本記事では、ホワイトニングシートの基本的な使い方や効果、注意点を詳しく解説。この記事を読んで、ホワイトニングシートの正しい知識を身につけましょう。
Oh my teeth
マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。
目次
- ホワイトニングシートとは
- 海外製と日本製では成分が異なる
- ホワイトニングシートの使い方3ステップ
- ステップ1:口腔内を清潔にする
- ステップ2:シートを歯に貼りつけ既定の時間待つ
- ステップ3:シートを取り外し歯磨きをする
- ホワイトニングシートの効果は本当にある?
- ホワイトニングシートを使う際の注意点4つ
- ①決められた使用方法を守る
- ②使用後は着色しやすい飲食物を避ける
- ③虫歯や歯にヒビが入っている場合は使用を避ける
- ④成分表示のない輸入品の使用は避ける
- 人気のホワイトニングシート3選
- ①クレスト(Crest)3Dホワイトストリップス
- ②クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパック
- ③3D Smile歯集中ケアパック
- ホワイトニングシートの正しい使い方を覚えて白い歯を手に入れよう
ホワイトニングシートとは、歯の表面に貼り付けて使用する薄いフィルム状のセルフホワイトニンググッズです。日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカではドラッグストアなどでも販売され日常的に利用されています。
海外製と日本製では成分が異なる
ホワイトニングシートに含まれる成分は、以下のように海外製と日本製で は異なることがあります。
海外製:漂白作用のある成分を含んだ薬剤を浸透させ歯を白くする
日本製:洗浄作用のある成分を含んだ薬剤を浸透させ歯の表面の汚れを落とす
海外製のホワイトニングシートには、日本では歯科医院でしか取り扱えない高濃度の過酸化水素が配合されているものもあります。
インターネット通販で並行輸入品が販売されていますが、取り扱いには注意が必要です。
日本人は欧米人とは歯質が異なるため、強い痛みを引き起こす危険性があります。海外製のホワイトニングシートを購入する際は、使用にともなうリスクや副作用が自己責任であることを十分理解しておかなければなりません。
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ホワイトニングシートは、以下の3つのステップで簡単に使えます。
ステップ1:口腔内を清潔にする
口腔内に汚れや食べかすが残っているとホワイトニングシートの薬剤が十分に浸透せず、効果が弱まる可能性があります。口をすすぐか歯磨きをして、口腔内を清潔な状態にしてからはじめましょう。
ステップ2:シートを歯に貼りつけ既定の時間待つ
通常シートは上下の歯列用でわかれています。上下それぞれの歯の表面にしっかりと密着させるようにシートを貼りつけます。シートの余りは歯の裏側に折り返しましょう。歯並びが悪い場合は、シートがうまく貼れずムラができやすいので注意が必要です。
貼り付けておく時間はメーカーによって異なりますが、通常は10〜30分程度となっています。その間、できるだけ口を動かさないように待ちましょう。唾液が溜まった場合は吐き出してください。
ステップ3:シートを取り外し歯磨きをする
規定時間が経過したら、シートを丁寧に取り外します。シートを剥がした後は、歯についた薬剤をブラッシングで落とし、しっかり口をすすいでください。この際、歯磨き粉は不要です。
海外製のホワイトニングシートには、歯を漂白する過酸化水素が含まれているため、歯の色自体を白くできます。ただし、高濃度の過酸化水素を使用するオフィスホワイトニングと比較すると効果は実感しにくいでしょう。
一方、日本製のホワイトニングシートには過酸化水素が含まれていないため、歯の表面についた汚れを落とすことはできても歯の色自体を白くする効果はありません。
ホワイトニングシートの効果が期待できるのは、次のような軽度の着色汚れを落としたいケースです。
コーヒーや紅茶の茶渋、タバコのヤニなどによる歯の表面の着色汚れ
ホワイトニングした白い歯の維持
反対に、神経がない歯や色素沈着が強い場合は、ホワイトニングシートでの効果は期待できません。
神経が死んでいる歯(失活歯)
テトラサイクリン歯*
詰め物や被せ物など人工歯の変色
長期間蓄積された着色汚れ
テトラサイクリン歯とは?
歯の形成時期に、テトラサイクリン系抗生物質の服用によって生じる歯の変色のこと。
永久歯が生えてくる前の乳幼児期から8歳ごろまでにテトラサイクリン系薬剤を服用すると、黄色や灰色、茶色い帯状の着色が出ることがあります。
ホワイトニングシートを安全かつ効果的に使うためには、以下の4つのポイントに注意することが大切です。
①決められた使用方法を守る
ホワイトニングシートは、製品ごとに定められた使用方法を守ることが重要です。使用方法を誤ると、歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。
特に過酸化水素が配合されている海外製のホワイトニングシートを過剰に使用してしまうと、痛みや知覚過敏を引き起こす恐れがあります。安全に使用するためにも、製品に記載された使用時間や使用頻度は厳守しましょう。
②使用後は着色しやすい飲食物を避ける
ホワイトニングシートを使用した後は、歯が一時的に着色しやすい状態になるため、飲食物に注意しなければなりません。これは漂白成分の影響で、歯の表面にある膜が剥がれ色素が浸透しやすくなるからです。
効果を実感するためにも、使用後2日間くらいはコーヒー、赤ワイン、カレーなど着色しやすい飲食物は控えるのが理想です。
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③虫歯や歯にヒビが入っている場合は使用を避ける
虫歯や歯にヒビが入っているなど、歯や歯茎にトラブルがある状態でホワイトニングシートを使用すると、激しい痛みを引き起こすリスクがあります。まずは治療して、歯や歯茎が健康な状態に戻ってからホワイトニングをはじめるのがおすすめです。
自分では気づいていないこともあるため、不安な場合は事前に歯科医院を受診して口腔内をチェックしてもらいましょう。
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④成分表示のない輸入品の使用は避ける
輸入品のホワイトニングシートの中には、成分表示のないものもあります。成分表示がない製品は、日本では歯科医院でしか扱えない薬剤が使用されている可能性もあります。思わぬ健康リスクやトラブルが起こる恐れがあるため、おすすめできません。
安全性を確保するためにも、ホワイトニングシートは必ず成分表示が明確で、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
最後に人気のホワイトニングシートを紹介します。製品ごとに成分や効果に違いがありますので、よく理解して自分の歯の状態や目的に合ったものを選びましょう。
①クレスト(Crest)3D ホワイトストリップス
ホワイトニングシートのなかで最も有名なのが、アメリカで販売されている「クレスト3Dホワイトストリップス」です。過酸化水素が14%配合されているので、歯科医院のホワイトニングに近い効果が見込めます。しかし、日本では市販が許可されていない濃度です。
必ずしも危険とは言い切れませんが、実際に強い痛みや歯茎のトラブルが起きたという口コミもあります。もし個人輸入品を購入する場合は、使用方法やリスクなどを確認し、取り扱いには十分注意しましょう。
②クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパック
「クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパック」は、日本の企業である花王が販売しているホワイトニングシートです。過酸化水素などの漂白剤は配合されていないので、国内のドラッグストアや薬局でも手軽に購入できます。
主な成分は米ぬかから抽出した天然成分「フィチン酸」で、着色汚れを除去して歯を本来の自然な白さにできます。使いやすさと安全性に配慮されているため、ホワイトニングシートがはじめての方にもおすすめです。
③3D Smile歯集中ケアパック
「3D Smile歯集中ケアパック」は、テレビやSNSでも話題のホワイトニングシートです。2週間の集中ケアで、歯本来の白さを取り戻せます。楽天市場やAmazonなどのネット通販からも購入可能です。
日本国内で登録・成分検査済みの製品で、漂白剤や防腐剤であるパラベンも含まれていないので、刺激が気になる方も安心して使用できます。
ホワイトニングシートは、自宅でも簡単に利用できるホワイトニンググッズです。しかし、海外製品の中には、日本では歯科医院でしか扱えない成分が含まれているものもあります。正しい使い方や注意点を守り、取り扱いには十分気をつけてください。
なお、自宅でホワイトニングをするなら、ホームホワイトニングもおすすめです。Oh my teeth Whiteningは、原則通院不要で自宅にいながらホームホワイトニングをはじめられます。
まずはOh my teethの無料オンライン診療で、ホワイトニングや歯に関する疑問をお気軽にご相談ください。