ガミースマイルの治し方は?原因別に選べる6つの治療法を解説

笑うと歯ぐきが目立つ「ガミースマイル」に悩んでいませんか?
実は、ガミースマイルは原因によって治療法が異なり、歯科・矯正・美容の各領域で対応が可能です。
本記事では、ガミースマイルの主な原因と、それに応じた治療法6選、自力での改善の可否、リスクまで詳しく解説します。

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目次

ガミースマイルとは、笑ったときに歯ぐきが3mm以上見えている状態のことを 指します。
本来、笑顔では上の歯とわずかな歯ぐきが見える程度ですが、歯ぐきの露出が多いと口元が目立ちやすく、本人が気にしてしまう原因になることも。
見た目の問題に思われがちですが、その背景にはさまざまな要因があります。
歯並びや骨格の形、唇や口周りの筋肉の動き、歯茎や歯の大きさなどが代表的な原因です。
これらの要素が組み合わさることで、笑ったときに歯ぐきが強調される状態になります。

ガミースマイルの原因は?原因に合わせて治し方を徹底解説

ガミースマイルの改善方法は、原因によって大きく異なります。
歯並びのズレを整える矯正治療から、骨格や筋肉にアプローチする外科処置まで、選択肢はさまざま。
ここでは代表的な6つの治療法を、原因別にわかりやすく紹介します。
歯並びが原因の場合は「歯列矯正」
歯並びの乱れによって上唇が持ち上がりやすくなり、歯ぐきが見えやすくなるケースでは、歯列矯正が有効です。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正で歯の位置を整えることで、口元のバランスが改善され、歯ぐきの露出を減らせます。
上の前歯が下方向に伸びている
出っ歯ぎみで唇が前に押し出されている
噛み合わせが不適切で笑顔時に歯ぐきが強調される
費用:全体矯正で60〜150万円程度、部分矯正で10〜60万円程度
期間:半年〜2年半程度
治療期間が比較的長くかかる
装置による違和感や軽い痛みが出ることがある
治療後の保定を怠ると後戻りの可能性がある

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骨格が原因の場合は「上顎骨切り術」
上顎の骨が縦に長く、笑ったときに歯ぐきが大きく見える場合は、骨格そのものを整えることが必要です。
「上顎骨切り術」は、上顎の骨を切って位置を調整する外科手術で、歯ぐきの露出を大きく改善できます。
上顎の縦の長さが過剰で、常に歯ぐきが見える
矯正治療だけでは改善が難しい骨格性のガミースマイル
噛み合わせや顔全体のバランスにも影響がある場合
費用:100〜300万円程度(自由診療の場合)
入院期間:1〜2週間程度
ダウンタイム:1〜2か月
大がかりな外科手術のため、全身麻酔や入院が必要
手術後に腫れやしびれが一時的に残ることがある
健康保険が適用されない場合は高額になる
口周りの筋肉が原因の場合は「上唇粘膜切除術」「ボトックス注射」
笑ったときに上唇が過剰に引き上がる原因は、口周りの筋肉の動きにあります。
この場合は、筋肉の働きを抑えることで歯ぐきの露出を減らす治療が有効です。
上唇粘膜切除術
上唇の裏側の粘膜を一部切除し、上唇の動きを制限する外科手術です。
適しているケース:笑顔時に上唇が大きく持ち上がる、骨格や歯並びに問題がない場合
費用・期間の目安:15〜30万円程度、ダウンタイムは1〜2週間
リスク・注意点:術後に腫れや痛みが出ることがある、効果が永久的とは限らない
ボトックス注射
筋肉の動きを抑えるボツリヌストキシンを上唇周辺に注射します。
適しているケース:軽度の筋肉性ガミースマイル、短期間で改善したい場合
費用・期間の目安:2〜5万円程度、効果は3〜6か月
リスク・注意点:効果は一時的なため定期的な施術が必要、稀に笑顔が不自然に見えることがある
歯茎や歯の大きさが原因の場合は「歯冠長延長術」「歯肉整形」
歯の長さが短かったり、歯ぐきが過剰に覆っていたりすることで、笑ったときに歯ぐきが強調されることがあります。