ワイヤー矯正のデメリット|後悔したくない人が必ず知っておくべき5つの心配と対策
ワイヤー矯正には、目立つ・痛い・期間が長い・歯磨きしにくい、などのたくさんのデメリットがあり、「私これ、本当に続けられるの?」と不安を抱いていませんか?
高いお金を払って取り組むワイヤー矯正ですから、途中で諦めたくないですよね。しかしこのような経験者の声を聞いてしまうとなかなか一歩を踏み出せないでしょう。
そこで本記事では、ワイヤー矯正のデメリットは本当なのか、歯科医師監修のもと徹底解説。ワイヤー矯正を始めようか悩んでいる方は必見です。
症例によってはワイヤー矯正のデメリットの心配がない、別の矯正方法もご紹介するので、最後までご覧ください。
目次
※2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間除く)
※サクッと:ワイヤー矯正と比較し、治療期間が短いこと
ワイヤー矯正経験者の多くがデメリットに感じる点の例をまとめたので、参考にしてください。
表面矯正は器具が目立ちやすく、歯磨きもしにくい
ワイヤー矯正は、表側矯正が一般的です。装置が表側につくことで、見た目の印象が変わり、日常生活に影響することも。
また、ワイヤー矯正は装置の取り外しができないため、歯磨きがしにくいです。磨き残しが原因で虫歯・歯周病リスクが高まります。
痛みは口内炎によるものも
ワイヤー矯正は歯を動かす治療のため、少なからず痛みがともないます。痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの人が2、3日目で痛みのピークを迎え、1週間もすれば徐々に慣れてくるでしょう。
また、歯を動かす痛みだけでなく、装置で口腔内が傷つくことによる痛みもあります。
痛みを我慢すると悪化してしまうこともあるので、事前にリスクや対処法を確認しておくと安心ですね。痛みを解決する方法は、後ほど改めて紹介します。
ワイヤー矯正の治療は年単位が多い
矯正する範囲や歯並びの状態にもよりますが、通常1年以上の治療期間がかかる事がほとんどです。
矯正前に覚悟ができていても、実際始めてみると不便さや痛みなどから途中で諦めてしまう人もいるそうです。
平均3ヶ月のマウスピース矯正なら、調整間隔が短く痛みが出にくいだけでなく透明なマウスピースを使用しており目立ちにくいというメリットがあります。
※2020/1~2023/7 Basicプランの平均(保定期間除く)
ワイヤー矯正のデメリットを理解したところで、ワイヤー矯正のメリットも見てみましょう。ワイヤー矯正のメリットは、以下の通りです。
矯正装置の取外しが不要
適応症例が多い
細かな調整がしやすい
効率的に歯を動かせる
目立ちにくい種類を選択できる
取り外せる矯正装置は自己管理が必須です。生活習慣によって自己管理が難しい方は、取り外しが不要な点がメリットになるでしょう。
ワイヤー矯正は、マウスピース矯正と比較すると、細かな調整がしやすく効率的に歯を動かせます。適応症例も多いため、たとえば抜歯が必要なほど大きく歯並びが乱れている場合なども、ワイヤー矯正なら治療可能になるケースが多いです。
「ワイヤー矯正の痛みってどんな痛み?」
「ワイヤー矯正の見た目を気にしない方法はある?」
そんな不安を感じている方に、ワイヤー矯正のデメリットを解決する方法を紹介します。
ワイヤー矯正の痛みには、種類があります。痛みの主な種類は以下の通りです。
歯が動くときの痛み
矯正器具による痛み
噛むときの痛み
抜歯による痛み
口腔トラブルによる痛み
ワイヤー矯正は、少なからず歯を動かす痛みがあります。抜歯をすることで、歯を動かすスペースが広がり、より強く痛みを感じることも。また、矯正器具によって口腔内が傷ついたり、食事のときに噛むことで痛みを感じたりすることもあります。
ワイヤー矯正の痛みは、我慢すると症状を悪化させることがあるので注意しましょう。痛みを我慢しないためには、以下の対処法を試してみてください。
ワイヤーを調整してもらう
鎮痛剤の処方を相談する
硬い食べ物を避ける
痛みの原因を取り除く
ワイヤー矯正装置をつけると、徐々に違和感や痛みが出てきます。痛みのピークは2、3日目が多く、ほとんどの場合が1週間すると徐々に馴れていきます。痛みの感じ方には個人差があり、我慢すると症状が悪化したり、日常生活に影響が出たりします。
装置が原因で傷ができている場合、痛みを我慢せず装置を調整してもらいましょう。食事はなるべく硬いものは避け、軟らかい食事から試してみてください。歯を動かす痛みが心配な場合、予め鎮痛剤を処方してもらうと安心です。
※痛みの感じ方には個人差があります。
【矯正中の食事で注意すること】いつまで噛めない?おすすめ・NGな食べ物まとめ
まずは矯正方法での工夫が挙げられます。表側矯正に比べて、裏側矯正やハーフリンガ ル矯正は目立ちにくいです。
裏側矯正は、ドクターの技術や経験が必要なので、クリニックによって取り扱いが異なります。矯正の相談時に聞いておきましょう。
ワイヤー矯正装置の素材で工夫するのも手
ワイヤー矯正の装置は、金属でできている装置(メタルブラケットとメタルワイヤー)が一般的ですが、白いワイヤー(ホワイトワイヤー)やプラスチックブラケットなど、目立たない装置もあります。また、裏側矯正を選択することで、見た目が改善されます。
ワイヤー矯正の見た目を解決する方法として、目立たないワイヤー矯正を紹介しました。
ただし目立たないワイヤー矯正は目立つワイヤー矯正と比較するとデメリットになる点もあるので注意です。
目立たない装置のデメリット
目立たない装置には、以下の種類があります。
白いワイヤー(ホワイトワイヤー)
審美ブラケット(プラスチックやセラミックなどでできたブラケット)
白いワイヤーのデメリットとしては、種類や使用状況によって塗装が剥げる点があります。また、審美ブラケットは素材によってはメタルブラケットと比較すると破損しやすく、変色することも。
このような装置の劣化は、歯ぎしりや噛み合わせの強さも影響するため、不安な場合は事前にドクターに相談しましょう。
また、ホワイトワイヤーの種類によっては塗装の分ワイヤーが細くなるため、歯を動かす力が弱くなるケースがあります。これにより、矯正治療期間が伸びる可能性があります 。
裏側矯正のデメリット
ワイヤー矯正の見た目を解決してくれる裏側矯正ですが、以下のデメリットがあります。
値段が高い
滑舌に影響が出やすい
期間が長くなる傾向がある
歯磨きがしにくい
上記は一例です。裏側矯正は、ドクターの高い技術と豊富な経験が必要なため、表側矯正よりも治療期間が長く、値段が高い傾向があります。また、裏側矯正は舌を傷つけるリスクが高く、装置を目視しにくいため表側矯正よりも歯磨きの難易度が高いです。
ほかにも、滑舌に影響が出やすい特徴があります。仕事や日常生活に影響がないか確認し、生活に合った矯正方法を選択しましょう。
ワイヤー矯正は、種類や装置を選べば目立つデメリットを解消できます。ただし、いずれにせよ装置がつけっぱなしになるため、歯磨きの難易度が上が ります。工夫をしなければ虫歯・歯周病リスクが高くなるため、注意が必要です。
ワイヤー矯正による虫歯・歯周病リスクの上昇が気になる場合は、取り外し可能なマウスピース矯正も検討してみてください。
ただし、マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも対応できる歯並びには限りがあります。まずは、近くのクリニックなどで歯並びの状態を見てもらい、ワイヤー矯正かマウスピース矯正どちらが適しているか診断してもらいましょう。
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