ホワイトニング後の食事制限はいつまで?食べていいものを紹介

「ホワイトニング後は食事に気をつけたほうがいいの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
施術直後の歯は色素や刺激に敏感になっているため、カレーやコーヒー、ワインなど色の濃い飲食物や酸性度の高い食品は着色やしみの原因につながることがあります。
一方で、白いご飯や鶏肉、じゃがいもなど色の薄い食品は取り入れやすく、献立を工夫すれば食事を楽しみながら白さをキープしやすくなります。
そこでホワイトニングと食事の注意点を整理し、控えるべき飲食物・おすすめメニュー・再着色を防ぐ工夫をまとめました。「何を食べればいいのか分からない」と感じている方に向けて、実践しやすい具体例をご紹介します。

目次
- ホワイトニング後すぐに食事できる?
- ホワイトニング後の食事に注意すべき理由
- 着色しやすくなる
- 刺激に敏感になる
- ホワイトニング後に控えた方がいい食べ物・口にしていい食べ物
- 酸性度の高いもの
- 色の濃い食べ物
- 色の濃い飲み物
- イソフラボンを含む飲食物
- ホワイトニング後のおすすめ食事メニュー
- 朝食メニューの例
- 昼食メニューの例
- 間食メニューの例
- 夕食メニューの例
- ホワイトニング後におすすめの料理レシピ
- カルボナーラ
- ビシソワーズ
- クリームオムライス
- 塩焼きそば
- パンナコッタ
- ホワイトニング後の再着色を防ぐ3つのポイント
- 食事の前に水を一杯飲む
- ストローを使う
- うがいやブラッシングをする
- 美しい白い歯をキープする3つの方法
- 丁寧なブラッシングを行う
- クリニックでクリーニングを受ける
- 再度ホワイトニング(タッチアップ)を受ける
- ホワイトニング後の食事でよくある質問
- 何を食べていいのか簡単にわかる方法はありますか?
- セルフホワイトニングも食事に気をつける必要がありますか?
- 食事のほかに気をつけることはありますか?
- ホワイトニング後は食事に気をつけて白い歯を保とう

まず、ホワイトニング直後30分程度は、飲食や喫煙を避けましょう。
さらに、オフィスホワイトニング(クリニックで施術を受け るホワイトニング方法)とホームホワイトニング(クリニックで処方された薬剤を使って自分で行うホワイトニング方法)それぞれで、食事に注意すべき時間は以下のように異なります。
オフィスホワイトニング:24時間
ホームホワイトニング:2〜3時間
なぜホワイトニングの種類によって食事に気をつける時間が異なるのかというと、薬剤の濃度に違いがあるからです。
オフィスホワイトニングはホームホワイトニングと比較して使用する薬剤の濃度が高い特徴があります。そのため即効性はありますが、その分色戻りもしやすいです。
またホワイトニングでは薬剤によって歯の表面の構造が変化しますが、これはホームホワイトニングよりもオフィスホワイトニングのほうが起こりやすいです。そのためオフィスホワイトニング後は、より長い時間着色しやすい食事に気をつける必要があります。
一方ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングよりも低濃度の薬剤を使い、徐々に歯を白くしていきます。そのためオフィスホワイトニングのような即効性はないものの、歯の内側に徐々に浸透して白くしていくため、白さが長続きしやすいのです。
このような違いから、ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングよりも食事に気をつける時間は短めになっています。
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ホワイトニングで使用する薬剤によって、 歯の表面の「ペリクル」という膜が剥がれるためです 。ホワイトニングによって剥がれたペリクルが再度歯の表面を覆うようになるためには、 12時間から48時間が必要 と言われています。つまり「ホワイトニング後12時間 から48時間は食事に気をつけるべき」といわれるのは、ペリクルの再生にかかる時間のことを指しています。
ペリクルが剥がれると、以下のようなことが起こりやすくなります。
着色しやすくなる
刺激に敏感になる
着色しやすくなる
ペリクルは唾液に含まれる成分からなっており、歯の表面全体をコーティングする役割を担います。ホワイトニングの薬剤によってこのコーティングが剥がれると、着色しやすい状態になります。
刺激に敏感になる
ペリクルは歯のエナメル質(歯の一番外側を覆っている硬い層)を酸による侵食から保護する役割を持ちます。このペリクルが剥がれることで、歯が刺激に対して敏感になります。
ここで注意すべき食事内容とは、色が濃く着色につながるもの(コーヒーやカレーなど)や、レモンなど歯の刺激になるものなどです。詳しくはこちらの項で紹介しています。

ホワイトニング後の食事で避けるべきなのは、大きく以下の2つです。
ホワイトニング後の歯に刺激を与える飲食物→ホワイトニング後2時間から3時間は避ける
着色リスクのある飲食物→ホワイトニング後12時間から48時間は避ける
以下にホワイトニング後に注意すべき飲食物とその時間、口にしていい飲 食物をまとめましたので、参考にしてください。
控えた方がいい食べ物 | 控えるべき時間 | 口にしていい食べ物 |
---|---|---|
酸性度の高いもの(レモン・からし・マスタード) | ホワイトニング後2〜3時間 | 白米 |
色の濃い食べ物(醤油・味噌・ケチャップ・ソース) | ホワイトニング後12〜48時間 | |
色の濃い飲み物(緑茶・コーヒー・ココア・赤ワイン) | ホワイトニング後12〜48時間 | |
イソフラボンを含む飲食物(豆腐・豆乳) | ホワイトニング後12〜48時間 |
酸性度の高いもの
まず、ホワイトニング後2時間から3時間は、歯に刺激が伝わりやすいものを避けましょう。
とくに酸性度の高いものは、ホワイトニング後の歯にとって刺激になります。たとえばレモン・からし・マスタードなどは避けるようにしましょう。
また、炭酸飲料やスポーツドリンクは、無色透明であっても酸性度が高いので注意が必要です。
色の濃い食べ物
ホワイトニング後は歯の表面が構造変化を起こし、飲食物の色素が着色しやすい状態になっています。(ホワイトニング後12時間から48時間)
そのため醤油・味噌・ケチャップ・ソースなど色の濃い調味料や、それらを使った食事をとるのは、ホワイトニング後は避けましょう 。具体的な食事メニューとしては、カレー・焼きそば・ミートソーススパゲティなどが挙げられます。
ざっくり判断するためには「白い服につくと落ちにくいものかどうか」で考えてみるといいでしょう。
色の濃い飲み物
色の濃い食べ物だけでなく、色の濃い飲み物もホワイトニング後は避けなければなりません。たとえば緑茶・コーヒー・ココア・赤ワインなどがあります。
とくにアルコールの摂取により歯の表面が乾くと、飲食物に含まれるポリフェノールなどと唾液中のタンパク質が結合して「ステイン」が作られやすくなり、歯の着色汚れの原因になります。
イソフラボンを含む飲食物
イソフラボンを含む飲食物には豆腐・豆乳などがあります。一見白い食べ物・飲み物で油断しがちなので、要注意です。
なぜならイソフラボンはポリフェノールの一種。ポリフェノールは歯の表面を覆っているペリクルと結びつき、ステイン(着色汚れ)が作られやすくなります。ホワイトニング後の着色しやすい状態でとると、歯の黄ばみの原因になってしまいます。

ここからは、ホワイトニング後に避ける べき食事メニューや、おすすめの食事メニューを紹介します。朝食・昼食・間食・夕食に分けて紹介しますので、参考にしてくださいね。
朝食メニューの例
避けるべき朝食メニュー | おすすめ朝食メニュー |
---|---|
味噌汁 | 白米(おかゆ) |
洋朝食の場合、食パンはおすすめですが、そこに塗るものには注意が必要。たとえばいちごジャムやブルーベリージャムなど色が濃いものは避け、バターやハチミツなどにするとよいでしょう。
昼食メニューの例
避けるべき昼食メニュー | おすすめ昼食メニュー |
---|---|
味噌や醤油ベースのラーメン | 塩ラーメン・とんこつラーメン・鶏白湯ラーメン |
とくに仕事中の昼食は外食をすることも多く、ホワイトニング後の食事選びに困る方も多いかもしれません。
たとえばパスタにするのであれば、ミートソースやナポリタンは避け、クリームソースベースのメニューやペペロンチーノなどを選ぶとよいでしょう。またラーメンであれば醤油や味噌は避け、塩や豚骨にするのがベターです。
間食メニューの例
避けるべき間食メニュー | おすすめ間食メニュー |
---|---|
紅茶 | ナッツ |
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