マウスピース矯正中に話しにくい英語4選!その理由とは?

マウスピース矯正中に英語の発音がしにくいと感じる方は意外と多いのをご存じでしょうか。
矯正装置が舌や唇に当たることで「s」「th」「f」などの音が不自然になり、英会話やプレゼンテーション、日常会話の中で戸惑うケースがあります。
特に仕事や留学などで英語を使う機会が多い方にとっては、大切な場面で思うように話せない不安につながることも。
ただし発音のしづらさは一時的なもので、多くの場合1週間〜1か月ほどで慣れていきます。
本記事では、マウスピース矯正中に特に話しにくい英単語やその理由、さらに発音への影響を軽減するコツまでわかりやすく解説します。

木村真由美
Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。
目次

結論から言うと、マウスピース矯正中は多少なりとも英語の発音に影響します。ただし徐々に慣れていくことがほとんどなので、そこまで心配する必要はないでしょう。
ここでは筆者がマ ウスピース矯正をスタートして間もないころ、英語の発音がしにくいと感じた理由を紹介します。
マウスピースの装着に慣れていないから
マウスピース矯正をはじめて間もないころは、どうしても口腔内に違和感があります。
これは筆者の経験則ですが、マウスピースを常に装着していることにまだ慣れず、なんだか唾液がどんどん溜まっていくような感覚になりました……。
そのような状態で言葉を発しようとすると、何だかモゴモゴしてしまい。初めのころは英語・日本語関係なく、喋りにくさを感じていました。
マウスピースが舌に当たるから
マウスピース矯正で使われるマウスピース型の矯正装置は、一人ひとりの歯型にフィットするように薄く作られています。
ただし、特に矯正スタートした最初のころは、舌にマウスピースの縁が当たるのが気になります。この現象が、発音に影響を及ぼすことがあります。
ここでは実際にマウスピース矯正中に英会話レッスンを受けていた筆者が、特に発音しにくいと感じた英語を紹介します。
SNS上の声もあわせて紹介しますので参考にしてください。
sがつく単語
マウスピース矯正中、筆者が最も話しにくさを感じたのはsがつく英単語です。なぜなら発音する際に舌がマウスピースに当たり、thのような発音になってしまうから。
筆者は聞いた英語をそのまま発音するシャドーイングのレッスンを受けていたので、とにかく素早く発音することが求められていました。そのためマウスピースが舌にあたり噛んだようになるとシャドーイングをストップしなければならす、最初のうちはそれがストレスに感じてしまいました。
thがつく単語
sと同様、thがつく英単語もマウスピースが舌先に当たるため、マウスピース矯正開始当初は違和感があって発音に影響しました。
いつもの舌先の感覚と異なるため、きちんと発音できているのか不安になりましたが、先生のリアクションを思い出す限りは問題なかったように思います。
lがつく単語
こちらも舌先がマウスピースに当たる単語です。ただ、個人的には「s」と「th」がつく英単語よりは違和感は少なかったです。
一番慣れるのが早い単語かもしれません。
fがつく単語
こち らはSNSの声を調べていて「確かに……!」と思った英単語です。
fを発音する際は歯を唇に当てますが、マウスピースをつけている分その塩梅が難しく感じます。

筆者の経験から、マウスピース矯正中の英語の発音に慣れるタイミングを紹介します。
※あ くまでも筆者個人の見解なので、参考程度にとどめてくださいね。
マウスピース装着中の違和感は1週間程度で慣れる
筆者の場合、マウスピースをつけていること自体の違和感は、最初の1週間でだいぶ慣れました。口腔内に唾液が溜まりやすいのも、最初の1週間で徐々に解消されていきました。
滑舌は2〜3週間程度で徐々に慣れる
マウスピースを装着したままの英語の発音には、2週間、3週間と経つにつれて徐々に慣れていきました。
ちなみに本記事を執筆しているのはマウスピース矯正完了後のリテーナー装着期間ですが、今ではすっかり違和感はありません。
むしろつけていないとちょっと不安になるくらい、生活に馴染んでいます。
マウスピース矯正以外の矯正方法も検討中の方に向けて、それぞれの矯正方法の英語の発音への影響について紹介します。
表側矯正(ワイヤー矯正)
表側矯正は歯の表面にブラケットとワイヤーと呼ばれる矯正装置を装着するため、舌が装置に当たることによる発音への影響は出にくいでしょう。
ただし矯正装置の厚みによって口の閉じにくさが発生し、それが発音に影響する可能性はあります。
裏側矯正(ワイヤー矯正)
表側矯正は歯の裏面にブラケットとワイヤーと呼ばれる矯正装置を装着するため、装置が舌に当たり発音への影響は出やすいでしょう。
一方で矯正していることを周囲の人に知られたくない人にとっては、メリットもある矯正方法と言えます。
ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正は、上あごの歯の裏側、下あごの歯の表側にブラケットとワイヤーを装着します。
両顎表側矯正よりも目立ちにくく、両顎裏側矯正よりも発音への影響を軽くできるメリットがあります。

個人差はあるものの、マウスピース矯正中の英語の発音は1週間から1か月程度で慣れていくのが一般的です。もともとすきっ歯だった場合など、滑舌の悪さの原因が歯並びに あった場合は、マウスピース矯正によって改善も見込めます。
マウスピース矯正についてもっと詳しく知りたい方や、ワイヤー矯正との違いを知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。