綺麗な歯並びの4つの条件!理想の歯並びを目指そう

芸能人のような整った歯並びに、憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。最近では歯列矯正をする人が増え、身近にも「歯並びがきれいな人」が目立つようになっています。
マスクを外す機会が増えたことで、他人の口元が気になり、「自分の歯並びも整えたい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、理想的な歯並びの条件や整える方法、きれいな歯並びによるメリットについて詳しくご紹介します。矯正を検討中の方はぜひ参考にしてください。

目次

歯並びが綺麗な状態には、どんな基準があるのでしょうか?
ここでは、歯並びが綺麗な状態を具体的に解説します。
歯並びが凸凹していない
歯並びが綺麗な人は、笑ったときに歯の乱れが見られません。
歯が並んでいる列が、きれいなアーチ型をしており、歯が凸凹することなく綺麗に並んでます。
前歯を中心に左右対称
綺麗な歯並びには、左右対称であることも大切です。
正中とよばれる顔の中心の縦軸が、前歯の中心とあっていると歯並びが綺麗に見えます。上下の前歯の中心が、正中とズレていると「不正咬合(ふせいこうごう)」という、歯並びや噛み合わせの状態がよくない状態と診断されることもあります。
また、一見歯並びに乱れがなくても、前歯の中心と正中がズレていることも。自分の歯並びが綺麗な状態なのか気になる方は、前歯と正中がズレていないか鏡でチェックしてみてくださいね。
上下の歯が正しく噛み合っている
歯並びが綺麗な状態を決める要素には、見た目の美しさだけでなく正しい噛み合わせも関わっています。正しい噛み合わせのポイントは以下の4つです。
上下の奥歯がしっかり嚙み合っている
歯が真っ直ぐに生えている
歯と歯の間に隙間がない
歯並びがアーチ上のUの字になっている
横から見ても美しい

歯並びが綺麗な状態だと、横顔のバランスにも好影響を与えます。横顔の美しさの要素として使われることがある「Eライン」も、歯並びが整っていると理想的なラインが描きやすいと言われています。
Eラインとは、鼻先と顎先を結んだラインのこと。このライン上、もしくはラインの内側に口先が収まっていると、美しい横顔に見えると言われています。
たとえば出っ歯で口元が突き出ている状態(口ゴボ)だと、口先がEラインの外側に出てしまう原因に。そのため歯並びを整える歯科矯正を検討する人の中には、Eラインが整うかどうかを入念にチェックされる人もいます。

日本に住む外国人100名に「日本人の歯並び」に関する印象を尋ねたところ、「歯並びが良い」と答えたのはわずか4%でした。
この調査は、マウスピース矯正「インビザライン」を提供するアライン・テクノロジー・ジャパンが実施したものです。
実際に、日本では歯並びが悪いとされる人の治療率はわずか2割程度と、アメリカや中国と比べてかなり低いことがわかっています。
また、矯正治療に対する意識にも大きな差があります。
アメリカや中国では、治療中で も6割以上の人が「歯並びがよくなるのが嬉しい」と前向きに捉えているのに対し、日本では同じく6割以上の人が「矯正装置が不便・つらい」とネガティブに感じているという結果でした。
日本人は歯並びの大切さを理解していても、矯正治療に対する抵抗感が根強いため、結果として治療に踏み出せない人が多いのかもしれません。
参照: <日本人の歯並びに関する意識調査> 歯並びは重要という意識は高いが、矯正治療に消極的な日本|アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社
綺麗な歯並びのメリットは、見た目が優れることだけではありません。
虫歯ができにくくなったり、健康にも良い影響があったり、さまざまなメリットがあります。
第一印象がよくなる
健康に好影響
虫歯・歯周病になりにくい
口臭のリスクが低くなる
顔のバランスが低くなる
発音が明瞭になる
第一印象がよくなる
歯並びが綺麗だと、第一印象にも好影響を与えます。
Oh my teethが行った調査でも、「歯並びや黄ばみで相手の印象は大きく変わると思いますか?」という質問に対し、全体の8割が「はい」と回答しています。

参照:6割以上が相手の歯並びや黄ばみが気になったことが「ある」/マスク着用の生活は64.1%が「メリットのほうが大きい」
そして、歯並びが揃っていると、自然に笑うことができるきっかけに。
歯並びが悪いことをコンプレックスに感じていた方は、歯科矯正などで歯並びが綺麗になることで、笑顔に自信がつくかもしれません。
健康に好影響

歯並びが綺麗だとバランスよく噛めるので、ストレスを感じることなく食事を楽しめます。
また、食事の際にしっかり咀嚼できると、唾液の量が増えるので唾液の抗菌作用が菌の侵入を抑制し、免疫力アップにもつながります。
参照:口腔ケアで免疫力アップ!|新型コロナウイルス感染症について|日本歯科医師会
さらに、サンスターグループが行った研究結果によると、上下 の歯が揃い噛める面積が多いほど、かかる医療費が低いことがわかっています。歯並びが綺麗で噛み合わせがよい状態は、全身の健康状態にも好影響を及ぼすのです。
参照: 「歯の本数が多く、かみ合わせが良いほど医療費が低い」サンスター、25万人の歯と医療費を分析した論文を日本歯科医療管理学会雑誌で発表 | Sunstar Group
むし歯・歯周病になりにくい
歯並びが綺麗だと、歯磨きがしやすく磨き残しが発生しにくいです。
また口も閉じやすいため、口腔内に唾液が行き渡りやすく、むし歯や歯周病のリスクが減ります。
逆に出っ歯などで口が閉じにくく口呼吸になると、唾液の分泌を抑制してしまい、口腔内に菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
口臭のリスクが低くなる
歯並びが綺麗だと、口を自然に閉じやすく、口腔内に唾液が行き渡りやすくなります。
唾液には自浄作用があるため、口臭の原因となる菌の増殖を防ぎ、口臭予防にもつながります。
顔のバランスが整う
歯科矯正などで歯並びが綺麗になると、噛み合わせが左右対称になり、顔のバランスが整うことがあります。
たとえば今まで噛み合わせの不具合が原因であご周りの筋肉に過度な負担がかかっていた場合、歯科矯正で噛み合わせが整い、エラ張りが改善することもあります。
発音が明瞭になる

歯並びが綺麗だと、舌の機能にも影響がなく、発音が明瞭です。
逆に歯並びがガタガタしていると、舌の動きに制限がかかり発音に悪影響が出ることも。
また歯並びの状態によっては、歯と歯の間から空気が漏れやすく発音しにくいことがあります。
もし発音が気になる場合は、冒頭でご紹介した歯並びが綺麗な状態について、まずはチェックしてみてくださいね。
歯並びを綺麗にする方法は、歯並びの状態によって、選択肢が異なります。ここでは、 歯並びを綺麗にする方法の一つである歯科矯正の種類について、それぞれの特徴を紹介します。
ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、固定式の矯正装置です。歯にブラケットを取りつけ、ワイヤーを固定します。
歯の表側だけでなく、歯の裏側に装置を取りつける裏側矯正や、上あごには裏側に、下あごには表側に取りつけるハーフリンガル矯正もあります。
ワイヤー矯正のメリット・デメリット
多くの不正咬合に対応している
症例によっては治療期間が短い
表側矯正は費用が抑えられる
見た目が気になることがある
装置の取り外しができないため歯磨きがしにくい
マウスピース矯正

自分の歯型にあわせて作られた透明なマウスピース型の矯正装置を装着し、歯並びを整える方法です。少しずつ理想の歯並びに 近づくように作られたマウスピースを順番に装着していき、徐々に歯並びを整えます。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
見た目が気にならない
取り外して食事や歯磨きができる
対応できる歯並びが限られる
1日20時間以上の装着が必要
自己管理が必須
セラミック矯正

歯を動かさずに、セラミックでできたかぶせ物を被せて見た目を修復する治療法です。
セラミック矯正のメリット・デメリット
治療期間が短い
かぶせ物の白さを変えられる
歯並びによっては治療できない
健康な歯を削る
かぶせ物の再治療が必要な場合がある
歯並びが綺麗だと、見た目が優れるだけでなく、健康面への好影響も見込めます。
歯並びの改善には時間がかかることもあるので、もし歯並びの乱れに悩んでいるなら、お早めにお近くのクリニックに相談することをおすすめします。
マウスピース矯正Oh my teethでも無料の歯並び相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。