ホームホワイトニング用マウスピースの作り方や費用まとめ!お手入れ方法も合わせて解説
ホームホワイトニングは、マウスピースを作れば自宅で気軽にできることから人気のホワイトニング方法です。
ホワイトニング用のマウスピースは、歯科クリニックで作製するのが一般的ですが、ドラッグストアや通販でも販売しています。市販のマウスピースは値段が安いので「できるだけ費用を抑えたい」という方は購入を検討しているのではないでしょうか。
しかし、市販のマウスピースは自分の歯にぴったりフィットするものではないので、ホワイトニングの効果を十分に得られない可能性があります。
そこで本記事では「そもそもホームホワイトニングってどういうもの?」という疑問を解決しつつ、ホームホワイトニング用マウスピースの作り方や費用、市販のマウスピースを使用するリスクについてまとめました。
これからホームホワイトニングをはじめる方はもちろん、現在ホワイトニング中でマウスピースの作り直しを考えている方も参考にしてください。
木村真由美
Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。
目次
ホームホワイトニングは、マウスピースとホワイトニングジェルを使って自宅でできるホワイトニング方法です。個人差はありますが、1日2時間マウスピースを装着し、2週間〜1ヶ月程度で白さを実感 できます。歯の白さを持続できる目安期間は1〜2年です。
歯科医院で施術を受けるオフィスホワイトニングと比較して即効性は劣りますが、持続性は高いのが特徴です。以下にホームホワイトニングのメリット・デメリットをまとめましたので、参考にしてください。
ホームホワイトニングのメリット | ホームホワイトニングのデメリット |
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・自宅で好きな時間にできる ・通院頻度が少ない ・白さを持続しやすい ・知覚過敏が起こりにくい ・長期的なコストを抑えられる | ・効果を実感できるまで時間がかかる ・自分で管理する必要がある ・食事制限がある ・一定期間毎日装着しなければならない |
ホームホワイトニングとは?基礎知識から効果的なやり方までを解説
ホームホワイトニング用マウスピースは、ドラッグストアや通販などでも販売しています。しかし、市販のマウスピースは自分の歯にフィットしていないため、効果が薄れたり、痛みが出たりするリスクがあります。
安全に使用するためにも、ホームホワイトニングには、歯科医院で処方されたマウスピースを使用しましょう。
市販のマウスピースはリスクがある
ホームホワイトニングに市販のマウスピースを使うと、以下のようなリスクがあります。
唾液が入って効果が薄れる
ジェルが漏れて口の中に痛みが出る
無駄なジェルを使用して費用がかさむ
歯にフィットしていないマウスピースを使用すると、間から唾液が入り込み薬剤の濃度が薄まるため、ホワイトニングの効果を十分に得られない可能性があります。また、薬剤が漏れてしまい、口の中や喉にヒリヒリとした痛みが出る恐れもあります。
マウスピースがゆるい場合、歯の全体に行きわたらせるために薬剤を多めに入れなければなりません。無駄に薬剤を消費することになり、費用がかさむ原因にもなります。
ホームホワイトニングは、自分が理想とする白さまで継続する方法です。市販のマウスピースは、最初の製作費は安くても薬剤費は多くかかるので、ランニングコストを考えると高くなります。
矯正用のマウスピースやリテーナーは使用できる
マウスピース矯正している場合は、矯正用のマウスピースやリテーナーをホームホワイトニング用に使用できます。歯科矯正とホワイトニングを同時に行えば、効率的にきれいな歯並びと白い歯が手に入ります。
ただし、すべてのマウスピース矯正ブランドでできるわけではありません。ブランドごとにマウスピースの形状が異なる ので、ホワイトニングに適していない場合もあります。矯正用のマウスピースやリテーナーを使用する場合は、歯科医師に相談した上ではじめましょう。
歯科医院で処方されるマウスピースには、ほかにも歯ぎしり防止用やスポーツ用などさまざまな種類があります。しかし、用途に応じて材質や厚み、形状が異なるため、ホームホワイトニングには使用できません。
ここからは、歯科医院と市販品のホームホワイトニング用マウスピースの作り方を見ていきましょう。
歯科医院で作製する場合
虫歯や歯石がないか口腔内の状態をチェックし、問題があれば治療やクリーニングする
印象材または口腔内スキャナーを用いて上下の歯型をとる
歯の模型をもとにオーダーメイドのマウスピースを作製する
数日~2週間後にマウスピースが完成したら、再度歯科医院に行きマウスピースとジェルを受け取る
精密な歯型を採取して作製するため、完成するまでには時間がかかりますが、自分の歯にぴったりフィットするマウスピースを作れます。
市販のキットで作る場合
マウスピースをお湯につけ柔らかくする
水分や空気が入らないように注意してマウスピースを歯に密着させる
マウスピースが冷めて固まったら取り外し、不要な部分をカットして完成です
自分で作ってすぐにホワイトニングをはじめられる点はメリットですが、歯型とぴったり一致するマウスピースを作るのは困難です。歯科医院で作製するマウスピースと比べたら精度が劣るため、色ムラができやすくホワイトニング効果を感じにくいです。
歯科医院でのマウスピース作製費:10,000~30,000円程度
薬剤費(7日分):5,000~10,000円程度
ホームホワイトニング用マウスピースは保険適用されない自由診療のため、費用は歯科クリニックによって異なります。歯科医院でのマウスピース作製費の相場は、10,000〜30,000円程度です。これに薬剤費が7日分で5,000〜10,000円程度かかります。
市販品には1,000円程度と低価格なものもありますが、自分の歯に合ったマウスピースが購入できるとは限りませ ん。キットを用いて自分で作る場合は、失敗して再購入が必要になるケースも多いので、注意が必要です。
ホームホワイトニングの値段の相場は?ほかのホワイトニングとの比較も
ホームホワイトニング用マウスピースは、基本的に一度製作すれば繰り返し使用できます。ただし「穴があいた」「歪んだ」など、歯にぴったり合わなくなった場合は、作り直しが必要です。
マウスピースをできるだけ長持ちさせるためには、普段のお手入れや取扱いに気をつけましょう。
使用後は水で洗い清潔に保つ
マウスピースを使った後は、ホワイトニングジェルがこびりついているので、しっかり水道水で洗い流しましょう。ただし、洗う際にお湯を使用すると変形してしまうので注意してください。細かい部分の汚れは、柔らかい歯ブラシや綿棒などを利用するのがおすすめです。
汚れが気になる場合は、食器用の中性洗剤やマウスピース用の洗浄剤を使用しましょう。研磨剤入りの歯磨き粉や硬い歯ブラシでゴシゴシ洗うと、マウスピースに傷がついて汚れが溜まりやすくなるので、使用はNGです。
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乾燥させて専用ケースで保管する
洗浄後のマウスピースはしっかり乾燥させ、紛失を防ぐためにも必ず専用ケースで保管してください。濡れた状態でケースに入れると、雑菌やカビが繁殖する可能性があります。水分を拭き取った後は、風通しの良い場所で自然乾燥させてからケースに入れましょう。
直射日光が当たる場所や車の中などに置いておくと、マウスピースが変形してしまう恐れがあるので、涼しい場所で保管してください。
ホームホワイトニングの効果を確実に得るためには、あなたの歯にぴったりと合うマウスピースを使うことが重要です。市販のマウスピースはしっかり歯にフィットしないため、歯科クリニックで作製してもらいましょう。
Oh my teeth Whiteningは、自宅でできるホームホワイトニングサービスです。毎月自動的にホワイトニングジェルが届くため、マウスピースを持っている方は、通院不要・月々11,000円でホームホワイトニングがはじめられます。
マウスピースをお持ちでない場合は、Oh my teeth導入クリニックで歯型スキャンを用いて専用マウスピースを作製します。マウスピースだけ作りたい場合も対応可能ですので、まずはドクターによる無料オンライン診療を受けてみませんか?