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マウスピース矯正
最終更新日:2024年10月16日

マウスピース矯正で出っ歯を治す方法!治療後の変化や費用・期間目安をまとめて解説

マウスピース 出っ歯

インビザラインをはじめとした「マウスピース矯正」は、透明のマウスピースを使用して歯並びを整える治療法です。軽度~中程度の症例を得意としており、出っ歯の改善も目指せます。

「出っ歯ってマウスピース矯正で治るの?」
「どの程度の出っ歯ならマウスピース矯正で治せるのかな」

本記事では、このような疑問をお持ちの方に向けてマウスピース矯正で治る出っ歯・治らない出っ歯を詳しく解説します。

マウスピース矯正によるビフォーアフターの変化もご紹介しているので、出っ歯にお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

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歯科医師

西尾万樹

東京表参道矯正歯科 院長。北海道医療大学歯学部卒業。2018年歯科医師免許取得。旭川医科大学病院口腔外科にて研修後、矯正歯科勤務。2020年コスメコンシェルジュ取得。

出っ歯はマウスピース矯正で改善を目指せる

マウスピース矯正 出っ歯

出っ歯は、マウスピース矯正で改善を図ることができます。ただし、症例によって治療可否の判断は異なるため、まずは適性診断を受けてみましょう。

Oh my teethのマウスピース矯正は、お金がかかることもある初回のカウンセリング・精密検査を無料で実施しています。自分の歯型の3Dデータもその場で見られるので、ぜひお気軽にご利用ください。

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それではまず、改めて出っ歯の基本的な知識をお伝えしていきます。

出っ歯とは

出っ歯のイメージ

出っ歯は、上の前歯が前方に突出している状態を指します。医学的には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれ、口元の美しさや機能に影響を与える歯並びの問題の一つです。

通常、上の前歯は下の歯よりも2~3mmほど前に出ています。それよりも上の前歯が出ていると「出っ歯の傾向がある」とされ、 一般社団法人 日本学校歯科医会『学校歯科医の活動指針』によれば7~8mm以上が上顎前突の一つの基準となっています。

出っ歯になる主な原因

出っ歯の原因には以下のようなものがあり、人によって複合的な要因で出っ歯になっていることもあります。

  • 遺伝的要因:あごの形や大きさ、歯の配列パターンは遺伝の影響を受けます。

  • 悪習慣:幼少期の指しゃぶり、舌で歯を押す癖、前歯で食べ物を咀嚼する癖などが原因になることがあります。

  • 口呼吸:常に口を開けて呼吸することで、舌の位置が低くなり、上顎が前に突出しやすくなります。

  • 歯と顎のサイズの不調和:歯が大きすぎたり、顎が小さすぎたりする場合にも出っ歯になることがあります。

  • 永久歯の生え方の問題:早期に乳歯が抜けたりして、永久歯が正しい位置に生えてこないことも原因になりえます。

出っ歯を治さず放置しておくリスク

出っ歯は見た目の問題だけでなく、健康的リスクもはらんでいます。

たとえば、出っ歯により噛み合わせが悪い状態だと、咀嚼機能の低下や発音の問題が起こります。唇が閉じづらくなり、口呼吸や歯の乾燥につながる可能性もゼロではありません。

さらに、前に突出した歯は外傷を受けやすく、転倒などの際に歯が折れるリスクが高まります。

これらのリスクを軽減するためにも、できる限り早期にマウスピース矯正をはじめとした歯科矯正治療を受けるようにしましょう。

出っ歯と口ゴボはどう違う?マウスピース矯正で口ゴボは治る?

出っ歯が原因の口ゴボ

「口ゴボ」とは、口元が前に突出している口元の見た目のことです。

医療用語で「上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)」や「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれ、出っ歯に似た症例です。

出っ歯は上顎が突出しているのに対して、口ゴボは上下のあごが前に突き出ているのが特徴です。

口コボは骨格に起因しているケースが多く、マウスピース矯正が不得意とする症例です。

ただし、歯並びが原因の口ゴボは、マウスピース矯正で治せる場合もあります。以下は実際にマウスピース矯正 で出っ歯(口ゴボ)が改善した例です。

EラインBA症例

なお、出っ歯・口ゴボともに、歯科矯正で口元を引っ込めることができれば、以下のイラストのように美しい横顔のライン(Eライン)を描けるようになります。

Eラインの説明画像
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マウスピース矯正で出っ歯を治す場合の費用・期間目安

マウスピース矯正 出っ歯

マウスピース矯正で出っ歯を治す場合の費用は、部分矯正と全体矯正で異なります。

  • 部分矯正の費用:10万〜40万円程度

  • 全体矯正の費用:60万〜100万円程度

部分矯正は、前歯のみなど歯を動かす範囲が限定されているため、全部の歯を動かす全体矯正と比較して費用は安くなります。

マウスピース矯正で出っ歯を治療する場合の期間の目安は、以下の通りです。

  • 部分矯正の期間:2ヶ月〜1年程度

  • 全体矯正の期間:1〜3年程度

期間に関しても、部分矯正か全体矯正かで異なります。

なお、出っ歯を引っ込めるために、IPR(ディスキング)と呼ばれる処置を行ってスペースをつくることがほとんどです。

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出っ歯を治すなら部分矯正と全体矯正どっちがいい?

部分矯正か全体矯正どっちがいいの?

マウスピース矯正で出っ歯を治したい場合、部分矯正か全体矯正どちらがいいのでしょうか?

部分矯正であれば、費用も抑えられて短期間で治療を終えられるので、できれば部分矯正がいいな...と思う人が多いでしょう。

実は、クリニックによっては笑ったときに目立つ出っ歯を治すだけでも全体矯正を勧められることがあります。

そのため、矯正方法を選ぶ際は本当に自分に合っているのか、複数の医師に相談することが必要です。

【症例写真】マウスピース矯正でどれくらい出っ歯は変化する?

マウスピース矯正Oh my teethの出っ歯の症例を、部分矯正・全体矯正それぞれで紹介します。

実際に治療前と後でどれくらいの変化が見られるか、参考にしてみてください。

マウスピース矯正 Oh my teethの出っ歯の症例(部分矯正)
  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:2ヶ月

  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

マウスピース矯正 Oh my teethの出っ歯の症例
  • 総額:33万円 (税込)

  • 期間:4ヶ月

  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

症例写真データ (出っ歯)
  • 総額:66万円 (税込)

  • 期間:12ヶ月

  • 備考:非抜歯/全体矯正/研磨処置込

マウスピース矯正 Oh my teethの出っ歯の症例(全体矯正)
  • 総額:66万円 (税込)

  • 期間:10ヶ月

  • 備考:非抜歯/全体矯正/研磨処置込

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マウスピース矯正で治せない出っ歯の例

マウスピース矯正で治せない出っ歯の例

前歯が著しく前方に突出していたり骨格が原因で出っ歯を生じていたりする場合、マウスピース矯正では治せない可能性があります。

マウスピース矯正ができない場合は、ワイヤー矯正などほかの矯正方法を検討する必要があります。

【マウスピース矯正で治せない例】
  • 骨格が前方に突出している

  • 歯を大きく動かす必要がある

  • インプラントが埋まっている

骨格の位置がズレている

単に歯が前方へ突出しているだけでなく、骨格ごと前方へ突出している場合、マウスピース矯正のみでの治療が難しいです。

そのほかの歯科矯正のみで治療することも難しく、外科手術が必要になることも。

また、噛み合わせに問題がある場合も、マウスピース矯正だけでは改善が難しいケースがあります。

歯を大きく動かす必要がある

出っ歯の度合いが重度の場合や、出っ歯に加えてほかの歯並びもよくない場合、改善のために歯を大きく動かす必要があります。

マウスピース矯正は歯を前後に並行移動させるのは苦手なため、上記のようなケースは適応外となる可能性があります。

この場合、ワイヤー矯正が適応となったり、ワイヤー矯正で大きく歯を動かした後、マウスピース矯正を行うコンビネーション矯正が適応されることもあるでしょう。

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インプラントが埋まっている

顎模型の画像

インプラントは歯科矯正で動かせません。

なぜなら、インプラントは歯を動かすために必要な組織「歯根膜(しこんまく)」がなく、あごの骨と強固に結合しているからです。

多くのインプラントがある場合は歯の移動に制限が出てしまいますが、お口の中の状態には個人差があるため、「⚪︎本インプラントが埋まっていると矯正が難しい」と一概には言えません。

また、差し歯の場合は、歯根部が残っていることが多いためマウスピース矯正ができる可能性が高いでしょう。

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市販のマウスピースで出っ歯を自力矯正できる?

自力で矯正できる?

出っ歯でお悩みの方の中には、「どうにかして自力で矯正できないか」と考える方もいるかもしれません。残念ながら、市販のマウスピースなどでは、出っ歯を治す効果はありませんので注意しましょう。

また、「出っ歯を押してたら治った」というような情報を参考にするのも避けましょう。

自力で出っ歯を矯正しようとして無理な力を加えると、歯並びや噛み合わせの更なる悪化を引き起こす可能性があるためです。さらに歯の神経が死んでしまい、歯の寿命が縮まってしまう恐れも。

出っ歯を治すには、歯科医師による診断と治療が不可欠です。経済的負担を抑えたい方は、クレジットカード分割やデンタルローンを活用してみましょう。

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※上下前歯の部分矯正プランを120回払い(初回3,519円)で支払う場合の分割支払い金額。総額420,019円(税込)。

マウスピース矯正で出っ歯になるって本当?

「マウスピース矯正で逆に出っ歯になってしまった」という声を聞くことがあります。

この原因としては、無理な歯列の拡大が考えられます。

マウスピース矯正のように非抜歯で歯科矯正を行う際、歯を並べるスペースを確保する方法として拡大床(かくだいしょう)が用いられることがあります。

拡大床とはプレート状の矯正装置。真ん中にあるネジを少しずつ拡大していくことによって、徐々に歯列を拡大していきます。

拡大床は、ドクターによる適切な診断のもとで用いられる場合は問題ないでしょう。

しかし、無理な歯列の拡大によって歯が傾斜し、出っ歯になってしまうリスクもあります。

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マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニックの無料カウンセリング

マウスピース矯正は、軽度~中程度の出っ歯の改善が見込めます。部分矯正が適応できれば、費用も期間も抑えられます。

そのためにもまずは、歯科医院でマウスピース矯正の適性検査を受けましょう。

その際には、「矯正治療を受けてどのようになりたいか」をしっかりと歯科医師に伝えることが大切です。

なお、Oh my teethでは、一人ひとりの希望やお悩みにしっかり寄り添い、治療可否を判断します。無理にマウスピース矯正をすすめることはありません。

「今年こそは出っ歯を治したい!」という方はぜひ、お気軽にご相談ください。

適性診断は30分ほどで終わり、予約も1分で完了します。お仕事やお買い物ついでにぜひ、Oh my teeth導入クリニックにお越しください。

▼Oh my teethの簡易矯正シミュレーション

矯正シミュレーション
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