マウスピース矯正は中学生からでもできる?メリットや費用も徹底解説
「私の歯並びってキレイじゃないかも」
「娘・息子が中学生だけど、マウスピース矯正ができるのかを知りたい」
中学生になって歯並びが気になり始めたという人もいるでしょう。そして、矯正するなら「目立ちにくいマウスピース矯正がいい」という学生さんは少なくありません。
そこで本記事では、中学生でもマウスピース矯正ができるのかを解説し、中学生から始めるメリットもお伝えします。
学生生活ならではのマウス ピース矯正の注意点や費用も合わせて紹介するので、「歯並びを整えて自信を持ちたい!」という方はぜひ最後までご覧くださいね。
マウスピース矯正は、永久歯がすべて生えそろう中学生あたり(14~15歳)から始めるのがおすすめです。
中学生は歯が動きやすく歯並びが整いやすいため、「治療のしやすさ」という観点では矯正にぴったりの時期といえるでしょう。
ちなみに、矯正で歯が動くの原理には、「歯槽骨(歯を支えている骨)の代謝」が大きく関わっています。
中学生~高校生ごろには、この代謝が活発に行われるため、歯がスムーズに移動しやすいのです。
ここからは、マウスピース矯正を中学生から始めるメリットをご紹介します。
矯正期間が短くなることがある
不正咬合のリスクを抑えられる
非抜歯で矯正治療ができる可能性が高くなる
虫歯や歯周病のリスクを減らせる
1.矯正期間が短くなることがある
マウスピース矯正を中学生から始めると、矯正期間が短くなることがあります。
中学生は骨が発達していく成長期であり、骨や歯周組織の新陳代謝が高く、歯が動きやすいからです。
一方で20代、30代以降年齢を重ねてくると、あごを含む顔の骨格がほぼ完成し、代謝も徐々に低下してきます。そのため、大人の矯正は中学生よりも治療期間が長くなることがあります。
中学生の時期だとスムーズに歯が動きやすいため、マウスピース矯正を早い時期から検討してみるのはとてもおすすめです。
2.不正咬合のリスクを抑えられる
悪い歯並びを長いあいだ放置すると、噛み合わせの悪化を引き起こすことがあります。
不正咬合(ふせいこうごう:噛み合わせが悪い状態)には、顎関節症・顔の歪み・頭痛・肩こりなどの発症リスクがあるため注意が必要です。
マウスピース矯正を行って歯並びや噛み合わせを整えることにより、そのような不正咬合のリスクを抑えられます。
そして歯は常に動き続けているので、大人になってから矯正を行う際には不正咬合が進行し、抜歯や外科手術が必要になることも。
中学生の若いうちに歯並びを整えておくことで、将来的な不正咬合の進行を抑えられます。
3.非抜歯で矯正治療ができる可能性が高くなる
中学生のマウスピース矯正は、非抜歯で対応できることもあります。
若い時期は新陳代謝が活発なうえに、あごの骨も成長過程であるため、歯を並べるためのスぺースが確保しやすいからです。
成人でマウスピース矯正を行う場合、骨格の成長がほぼ完成しているため、歯を並べるために小臼歯(前から4・5番目の歯)を抜歯してスペースをつくることがあります。
スペースを確保しやすい中学生のうちに矯正しておくと、健康な歯を抜かずに矯正できることがあるのです。
4.虫歯や歯周病のリスクを減らせる
歯並びが整っていると、歯垢(プラーク)を歯ブラシで除去しやすいため虫歯や歯周病のリスクを減らせます。
逆に歯と歯が重なっていると、歯ブラシが行き届きにくくなり汚れや食べかすが残ってしまいます。
ブラッシングに時間をかけて、フロスや歯間ブラシで歯間部の清掃をていねいに行う必要がありますが、毎日となるとなかなか難しく、歯磨きが億劫になることも。
一度、虫歯になると歯を削って詰め物や被せ物をしないといけないため天然歯そのものをキレイに保つことが難しくなってしまいます。
中学生のうちに矯正で歯並びを整えておいて、将来の虫歯や歯周病のリスクを減らしましょう。
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ここからは、マウスピース矯正を中学生から始める際の注意点を解説します。
昼休みの昼食後は忘れずに装着する
体育や部活のときは注意が必要
運動後や休み時間のスポーツドリンクやジュースはNG
マウスピース矯正を始めたら、学校生活や日常生活ではどのような点に気を付けなければいけないのでしょうか。一つひとつ確認していきましょう。
昼食後は忘れずにマウスピースを装着する
昼食時には、マウスピースを外さなくてはいけません。その際には、食後にしっかり歯磨きを行って、マウスピースの装着を忘れないようにしましょう。
昼休み以降、マウスピースを付けないままにしていると、1日に必要な装着時間を満たせなくなります。
マウスピース矯正には、装着時間(1日20時間以上推奨)が決まっており、時間を守らないと予定どおりに歯が動きません。
また、マウスピースを外したあとは紛失しないように専用のケースに入れておくことも大切です。
体育や部活のときは注意が必要
マ ウスピース矯正中は、体育や部活などのスポーツにも注意しましょう。
マウスピースはプラスチック製なので基本的には、多少の衝撃で割れたり破損したりすることはありません。
ただし、以下のようなスポーツは注意が必要です。
ボクシング
ラグビー
アメリカンフットボール
柔道
サッカー
野球
バスケットボール
バレーボール
お互いが激しくぶつかり合ったり、ボールが口元に当たったりするような競技は、装置で口内を傷つけてしまう可能性があります。もし体育や部活で激しい運動をする際には、念のためマウスピースを外すのも方法の一つ。
スポーツを行っているあいだにマウスピースを外しても、1日の装着時間に支障をきたさなければ、外しても問題ありません。
運動後や休み時間のスポーツドリンクやジュースにも注意
マウスピースを装着したまま、スポーツドリンクやジュースを飲むことは避けましょう。マウスピースを装着したまま糖分が入った飲み物を飲むと、虫歯のリスクが高くなるからです。
体育や運動後など身体を動かしたあとは、喉が渇いてスポーツドリンク を飲みたくなりますよね。
しかし、マウスピースを装着していると、隙間に糖分が入り込みます。唾液の殺菌作用も機能しづらいため、虫歯のリスクが高まります。
「水」や「糖分が入っていない炭酸水」は飲んでも大丈夫なので、水分を摂るときは糖分の有無を意識しましょう。
以下の記事ではマウスピース矯正と飲み物について、さらに詳しく解説しています。気になる方は、ぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正中でOKな飲み物は?NGな飲み物と理由を解説
中学生がマウスピース矯正を始める場合の費用相場は、「全体矯正で60~100万円」、「部分矯正で10~60万円」ほどです。
他の矯正方法とも比較しやすいように、表で費用をまとめました。
種類別 | 全体矯正 | 部分矯正 |
マウスピース矯正 | 60~100万円 | 10~60万円 |
ワイヤー表側矯正 | 60~130万円 | 30~60万円 |
ワイヤー裏側矯正 | 100~170万円 | 40~70万円 |
以下の記事では、歯科矯正と費用についてさ らに詳しく記載しているので、ぜひご覧ください。
中学生・高校生の歯の矯正の値段はいくら?種類別に費用目安を紹介
決して安くはないマウスピース矯正を始めるなら、「医療費控除」を利用することで実質の治療費を抑えられます。
医療費控除とは、支払った医療費が高額になった場合に、所得税の還付や減税が受けられる制度のことです。1年間で支払った世帯全体の医療費が10万円以上の場合に、この制度が適用されます。
審美目的の矯正では医療費控除が利用できませんが、年齢や矯正の目的によっては適用が認められます。
歯科医師の判断によるところが大きいため、医療費控除制度を利用したいという方はクリニックに相談してみましょう。
以下の記事では医療費控除についてさらに深掘りしているので、ぜひ参考にしてください。
【2024年】歯科矯正も医療費控除の対象に!戻ってくる金額や申請方法を徹底解説
中学生は、骨や歯周組織の新陳代謝が活発で、あごの骨も成長過程であるため、マウスピース矯正で歯が動きやすい時期といえるでしょう。
そのため、大人になってから歯科矯正するよりも矯正期間が短くなったり、非抜歯矯正が可能になったりするメリットがあります。
マウスピース矯正は学生生活のなかで、装着時間を守らないとけなかったり、飲み物や食事に気を配ったりと注意点もありますが、そこをクリアすれば理想的な歯並びを手に入れられるはずです。
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